東京のど真ん中、中央区日本橋から山梨県の限界集落に引っ越してきました。
二児の母占部英子です。
一番近いコンビニまで車で40分。
買い出しには1時間半かけて行かないと店が無い田舎に住み、人生初の村民になりました。
私は子どもたちに伝えていきたいのは、
社会貢献すること。そのための優しくて強い心を持つこと。
物事に感動しながら生きること。
これを我が家の教育方針としています。
しかし、
東京に住んでいたころは周囲の教育熱に踊らされて、優しい気持ちを持っている子どもよりも
言われたことをきちんとしてくれる子どもの方に評価は高くなってしまいました。
親からはぐれてしまったムクドリの子どもを心配する子どもより、
はやくひらがなを覚えた子どもの方がヒエラルキーが高いのです。
価値観の同じような環境にいると、自分の意見は特異なものに思えてきます。
自分の持っている意思は間違っているのではないか?と思えてくるのです。
政治の社会でも同じだと感じます。
たとえ子育て世代代表が政治家になっても、
まわりに圧倒的に同じ環境の同志がいない。
もうこれだけで数的にマイノリティーです。
素晴らしい意思をもって、社会や子育てを変えていきたい!変革したい!と思っていても
その問題を一番に考えている協力者や同志が周りにいないのです。
そして、そのマイノリティーの中にいると、
いつしか自分が思っていた問題なんて実はすごく小さな問題なのではないか?と思っていってしまうような気がします。
この田舎にやってきて、私はそれに気が付きました。
周りに理解者がいなかったら、自分の意思を通していくことは難しい、のです。
今の政治では女性大臣も多く誕生しております。
そしてそのブレーンとして子育て有識者もいるに違いありません。
しかし、学歴も高く特殊にご活躍してきた素敵なレディー達なのだと思います。
普通の環境にある、日本をよい方向に変えてみたい、やる気のあるお母さん達とは違う方たちなのかもしれません。
普通の母の意見を聞くことは、
時として高名な大学教授の意見を聞くよりも今が伝わってくる気がします。
授乳させながら商談しなければいけない環境にいたり、
抱っこひもにA4書類が入る鞄をさげて打ち合わせに行ってしまうような
リアルな子育て世代、働く世代の母たちの意見が取り入れられているのか疑問です。
要は、政治家さんの中に子育て中の方が伝統的におらず、
そこのところがあまり重要視されてこなかった。
なので、積極的に協力しようと考えてくれる方があまりいない。
新しく考えてくれる方がいたとしても少数派のために理解者がおらず、
大多数の中に紛れてしまう、という大きな現実に直面しているのだと思います。
Mama‘s選挙ラボの活動が広がって、普通のママさん政治家が増え、
子育て世代の声が政治に反映される日が来ることを願って、応援しています。
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