選挙権が今年の夏から18歳まで引き下げられるニュースを受けて、
所長の知り合いの高校生にこんな質問をしてみた。
【どんな制度、教育、情報、見せ方があれば
みんなは政治に関心を持って投票に行くかな？】

■持論ですが、選挙や政治が近くなるときって
国家の危機でないとありえないと思います。
アラブの春もウクライナ問題も。
日本は危機的状態なのに、誰も気付けていない。
「日本の危機」をビジュアルで示さないといけないのかななんて思ってます。

■選挙制度自体に対する提案ですが、
各年代別の票数の占有率を基準するのはどうでしょうか。

■まずは、現在自分の地域が、もしくは日本が抱えている問題を
整理するワークショップの様なものを設けることが良いと思います。

■立候補者に質疑応答が可能なサイトがあると良いです。
候補者の公約に関連する法律とその解釈及び事例等が載っていると、

■まずはレポートを書いたり他人のを読んだりするような、
論理的に物事を考える力を養う授業が欲しいと思います。
あの候補者が言っていることは論理的に正しいのか、
ということを見極められるようになっていれば、
細かい法律や政治に関することに詳しくなくても人を選べると思います。
論理の確認がしやすいと思います。

■18歳まで選挙権が引き下がると一種の同窓会といった気持ちで
投票に行く人もいるかと思います。
投票は近所の施設(自分の場合は通っていた小学校)で行うため、
小学校・中学校で一緒だった人と久しぶりに会う機会もできます。
それが楽しみで投票に行く人もいれば、
自分のように気恥ずかしくて行くのをためらってしまうかもしれません。

■教育をどの年代に行うかによって変わってきますが、
選挙をゲームなんて軽々しく表してはいけないと思いますが、
話をもどすと、選挙＝ゲームのように例えながら説明すれば興味を持てるかもしれません。
とにかくどれだけ日本の政治に興味がもてるかが重要になってきます。

なぜ、教室のなかではAKB総選挙の話題は大盛り上がりするのに
本当の選挙については話が盛り上がらないのか。
それは「興味」が深く関わってきます。

自分は選挙というものは兵士(議員)を集めた軍(＝政党)が
武器(＝政策)を持って他の軍(政党)と戦う。
そして勝敗を審判(国民)が決める。
そんなものと考えればいいと思いました。
つまり選挙＝日本を動かす壮大なゲームのようなものです。
(浅はかな考えで申し訳ございません)

ゲームをする若者は悪い方向に行かないようにと深く考えるものです。

■もし18歳に選挙権を与えるのであれば、
各政党のマニュフェストをまとめてあるサイトが欲しいです。
高校の授業で政治・経済に関する授業を必修化して行なうべきだと考えます。
知識が無いまま投票に行こうとするのははっきり言って意味が無く、
言葉が過ぎますが邪魔なだけです。
若者の声を反映させて将来の為に今出来るベストな政治を実現する為には、
自分たちが何を彼らに求めるかをハッキリさせる必要があり、
それには日本の政治システムや経済の仕組み・実情を学び理解しなくてはダメだと考えます。
そうする事で、政党同士のマニュフェストを比べる事が容易になります。
またそれぞれの政党のマニュフェストのメリット、デメリットが書いてあったり、
そのマニュフェストに対するコメントを皆が書き込めたりして
それを閲覧出来たりすると面白いし、政党を選ぶ参考になると思います。
誹謗中傷や選挙妨害に当たる可能性も十分あるので難しそうですが…

高校生、ちゃんと考えてますね。
子育て世代にも使えそうな素晴らしいアイディアばかりなので、
少しずつでもラボでできそうなことは実現していきたいと思います！